2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧
学校に行こうとする。紺の揃いの靴下が見つからない。母が出してくれるが、すべてにおかしな柄が入っている。わたしはこんなのじゃ校則に違反してしまうと怒る。その中で、唯一あった、無地のよれよれの靴下を履いて外へ出る。自転車で学校に向かう。この自…
弟が自殺した。学習院の高校に受かったばかりだったのに。緑の自転車に学校名の入ったステッカーが貼ってある。前輪が小さく歪んでいる。恋人とは不仲だ。連絡しようか迷う。でも、このことを口実に連絡したと思われるのはいやだ。本当は泣きつきたい。隣の…
これは夢じゃなく現実で、わたしは九月十四日に京都に行って、まりもさんにサインをしてもらう。 会誌の中の「え・と・ら・ん・じぇ」という小説。誇張ではなくわたしはもう百回は読んでいて、京都に向かう新幹線で百一回目を読む。持参した油性ペンを渡して…
霧のような雨の降る夏、わたしの代わりにクラスメイトに悪事をさせる。わたしは木に隠れて雨宿りをしている。いじめの告発文を書いていると、Iから連絡がくる。「L展に来ないか、もう間に合わないか」という内容。今は17時過ぎ、場所は代々木だ。Lは女を手玉…
芝居に参加することになる。各々に持ち時間がある。みんなは数人で舞台に立つ。わたしは一人芝居をすることにする。使うのは二段ベッド、そのまわりにぐるりといろんなものが積んである。わたしはそれから注意深くものを引いていく。足すことはできない、も…
木製の大きな箱に入って、川でデモをする。川でそれはぷかぷかと浮き、人の流れにより前進する。川のへりには短い言葉が書かれていて、それを順番に読み上げるだけで、抗議文となる。(戯曲のように、よく組み立てられた、箴言のような、鋭い言葉)道を歩い…
古い綺麗なお屋敷の中にいる。本棚が並んでいてその隙間には花が至る所に咲いている。長いこと誰も手入れをしていないそこは、近々売りに出されるか壊されるかしてしまうらしい。わたし、ここに住みたい、と壊れかれた壁をつつきながら言うと、持ち主の少年…
夜、弟がわたしが飛び降り自殺しようとしているのを聞いて、彼も真似しようとする。まだほんの小さな子供だ。羽交い締めで止める。ベランダが続いているリビングでは父親が帰宅して家族の団欒。煮魚の匂い。わたしはそんなことしている場合かと叫ぶ。目が血…
友達と遊んでいると、男の人が入ってくる。君も降りてこない?と言われるので、階段で地下まで行く。そこにはたくさんの男がいて、暗く、パーティーのようなことをしている。わたしは彼の顔がとんでもなく整っていることに気づく。男たちはどんどん増えてく…
卒業式、Kさんと日直なので、給食を取りに行く。階段を上がると物理の教室や視聴覚室に出てしまう。わたしは生物・化学室に行きたいのに。 給食のために、給食準備室に行こうとすると、Hがいる。ここでなにをしているのかと訊かれる。わたしは日直だから給食…