夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

お屋敷の夢

古い綺麗なお屋敷の中にいる。本棚が並んでいてその隙間には花が至る所に咲いている。長いこと誰も手入れをしていないそこは、近々売りに出されるか壊されるかしてしまうらしい。
わたし、ここに住みたい、と壊れかれた壁をつつきながら言うと、持ち主の少年が力なく首を振る。
でも、わたしの友達にパティシエがいて、造園師がいて、わたしが帳簿をつけられるなら、ここをお店にすることができるじゃない、と言う。
それにも彼は賛成しない。
美しくても知られなければないと同じなのに、もわたしは呟く。
それにも彼は反対しているのがわかる。
彼はここを美しいまま終わらせてしまいたいのだ。