夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

ラブホテル・電話交換手・狐女の夢

センスのいい本を本棚から選んで、走り出さないといけない。池袋のラブホテル街。父親がいる。大して美しくないおばさんを連れている。わたしは制服を着ている。店に入ろうとする父を追いかけるが、途中で消えてしまう。薬局に行きましたよ、と受付の女が言う。このまま帰ってきて部屋に行くでしょう、と。わたしは身分証を出す。制服を着ているけれど30歳なんです。だから父親と、中に入れてください。わたしの働く店の客が三人来て、とたんにそこはにぎやかになる。わたしに気づく。私は客に泣きつく。父親に女がいました、たぶん家族もあるでしょう、わたしのことを世界一かわいいと言っておきながら。本当にひどく泣いてしまう。わたしは肩車をされている。体の大きな男だ。客が父親を諌めようか、と言う。そうしてくださいと答える。わたしは先に部屋に入ることにする。受付で二百円払う。時間が経つごとに金額が増えていくらしい。ネットカフェみたいだ。

電話交換手はたいへんだ、という話。耳で似たような単語を聞き取らなくてはならない。特に急病の場合。


映画を撮っている。主人公の父親の腹違いの少年、画用紙を持ってぼんやりしている。風光明媚なここの絵を描こうとしているが、そこにはもあもあと色が載っているだけ。いい天気だから薔薇を見にいきましょう!と親戚のおじさんがわたしたちに呼びかける。ここからすぐ近くの小高い山の上のことだろう。わたしは夜、彼を捕まえる。船の上。あなたは、どうして、ここにきたの。二度繰り返す。彼は狐のような女に変わる。天井の小さな穴から服を脱いで海へ飛び込む。わたしは制服を脱いで続いて海へ飛び込むが、下着を脱ぐのに手間取ってしまった。次の撮影では下着をつけないでいようと決める。