夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

韓国の夢

バレンタインデーの日、教室の後ろの棚に、飴の入った袋が並んでいる。三角形のいちごの飴が入った袋を選ぶと、Tが話しかけてくる。
いいものを選んだね、俺のと一つ交換しよう。
彼の袋に詰まっているミルキーは知っているものよりひとまわり大きい。その理由は○○だからだと言われるが、その単語の意味がわからない。

ここは韓国コスメや雑貨のコーナーだ。ジュンネルという(あだ名?)の韓国人にさきほどの単語の由来を聞くと、じっと見つめられる。わたしは緊張しているのがわかる。顔が赤くなっていないか。それはこういうことだよ、とキスをされる。卑猥な単語であったらしい。わたしはとぼけた顔をし続けている。彼は少し痘痕があるが、顔立ちが整っている。何より自分がどう見られるかわかって振る舞っている。彼は駆け出し中のアイドルか何かなのだ。彼は分厚い雑誌のような本を持ってくる。表紙が波打っている。そのページを開き、韓国では高校が終わり、卒業試験がある。それに合格すると大学に行くか数年自由に過ごすかが選べる。××、合格、××合格、××合格、ジュンネル、不合格、と彼は言う。試験に合格するか好きな人がいれば日本に来ることができた、好きな人がいたの?と訊ねると、彼は否定する。アイドルだから。もう一度試験を受けて、彼は日本に来たという。ジュンネル、ジュンネル、名前を忘れないように頭の中で何度も唱える。

いつしか彼は消えて、韓国人の女の子がいる。先程の本を持っている。これは卒業アルバムであるらしい。彼女と彼は同じ高校だったらしく、後ろの方のページを捲る。ジュンネルがいる。彼はスキーの特待生であったという。そして彼女はこの仕事がいかに楽しいか話す。

わたしは地下鉄に乗っている。鞄を膝に抱えて紙袋を床に置いている。一駅乗り過ごしてしまう。ここは日本と韓国の中間地で、こちら側はもう韓国だ。駅名がハングルで、下に片仮名でふりがながある。
戻る電車に乗り換えようとすると、紙袋を忘れたことに気づく。改札にいる駅員の元へ行く。日本語ですか?と訊かれるので、そうですと答える。ここの人は両方の言葉が喋れるのだ。