夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

高校の夢

9時に起きる


高校の長距離走に参加する。蕎麦粉置き場から走り始めるのだが、わたしはそれに遅れてしまう。母が車で追いかける。ナンバー9の駐車場に車を止めるとAさんと茶髪で痩せた髪の長い女が立ってにこにこしている。そこに車を止めるのはいつもさらちゃんのお母さんだから、とAちゃんは言う。彼女たちとすれ違うとき鞄が擦れるのでそれを謝る。いいのよ、という返事。わたしたちの合皮の鞄の底の角はみんな少し剥げている。こうやっていつもすれ違うから。わたしは桜の木の下でさくらんぼを食べる。それはいつしかまだ固い梅の実に代わっている。

たくさん走ると、近鉄のホームに入る。それを抜けてまた走るのだが、背中を追いかけて走っていた神×さん(漢字不明)が見当たらなくなってしまう。引き返そうか。迂回してもとにかく学校へ戻ればいいのだ。たしか、一泊してまだ日の昇らない時刻から走り始める。今は夜の二時だ。四時に起きる予定だから、あと二時間しか眠れない。

学校に着くとみんなが集まっている。クラスの列まで行くともう七割くらいの女の子たちが戻ってきている。目立つクラスメイトがなにかを話しながら楽しそうにしている。だいぶ前に着いたのか、すでに私服に着替えている。わたしはいつも長距離走は速かったのになあと思う。

文化祭。曲を流す係になってしまったのだが、ペアのYちゃんが当日休んでしまう。Yちゃんが進行のための資料を持っているので困った。子供たちが着ぐるみを着て出てくるタイミングでみんな頭がはみだしている。ああ失敗だと思う。おたくのこが流してほしいと言ったアニメの歌のタイトルを二つ黒板に書く。それはどちらも少しずつ間違っていたことがわかる。大層怒っただろうなと思う。

Bくんが偉い人と会うためにズボンを履き替えないといけないと言っている。そんなこと止めようよと言って二人で体育倉庫のようなところに入る。そこには袋に入った粉が積まれている。その上に座り込んで彼にキスをする。なにか聞いただろうか。あなたへの最大の親愛の証としてキスをしていいか? わたしがかつてCくんから言われた言葉だ。青い画面、ゲームのフローチャートのように現れるので、それを選択する。彼は今わたしと同じ気持ちだと呟く。お揃いだねと返す。彼がわたしの服が臭うと言う。母の車の中で硫黄入りの制汗剤を塗ったからだと後悔する。

そうしていると、扉が開く。二人はとっさに側にあった毛布を頭まで被る。緑のビロウドのワンピースを着た小さな女の子と付き添いの初老の男(召使いかなにかのように見える)がこちらまで歩いてきて、胴だけの人形を取っていく。彼女の忘れ物らしい。側にあった骨格標本の頭を取って、人形の上に被せる。パーツが増えて彼女はうれしそうにしている。

Bくんを置いてクラスに戻ると、ヴィジュアル系の音楽が流れている。隣の男の子が頭を振っているので一緒に軽く振る。Dirのアルバムの真っ黒い歌詞カードを見ながらどの曲が一番好きかを話す。わたしはああ映画を観よう君と約束通り手を繋いでという歌詞が好きだと言いながら、一番好きなのは逆上堪能ケロイドミルクだと答える。正面にいる男の子が姫のおすすめの曲を教えてくれ、と言う。黒姫のこと?と返す*1。こいつはわかっている人だからといった男の子の目線。でもだいぶ古くない?と投げかける。わたしはその人たちの曲は一つも知らない。

先生が四大悲劇について黒板で説明しているので、それに耳を傾ける。

 

 

*1:そのようなバンドはない、黒夢のことか、黒姫とは矢川澄子が住んでいた地名である