夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

修学旅行の夢

「魔術の抱擁は魔術の進展に役立つ」

修学旅行、Aの隣で寝ている。わたしは薄い掛け布団をめくって、Aの布団に潜り込む。Aの方に向き直る。抱きしめてください。Aとしばらく問答になる。Aは最後に「僕には妻がいるから」と言う。わたしはあなたはBとお付き合いをしているだけではないか、と思う。母の携帯から目覚ましが部屋の遠くで小さく鳴る。この様子はどう見えるだろうか、と思う。Aはその音を聞いて布団を抜ける。わたしはそのまま、彼の布団に横たわっている。

わたしの歌うYUKIの歌が聞こえてくる。しばらくしてみんなが朝ごはんを食べている部屋に行く。そこから曲は流れている。布団で横になったまま歌ったものが録音されていたのだ。声がほとんど出ていない。おみおつけの匂い。母親とAと同じ部屋にいたはずの数人は、もうそこにいる。Aはなんでもなかったような素振りをしている。それがとても悔しくて恥ずかしい。かつてわたしは男の子をおとせる女の子だったのに。

Cが「僕たちの年になると修学旅行がしたくなるんだよ」とさも分析したように言う。実際にわたしたちはもうみんな、学生ではない。