夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

木箱の中に入る夢

 

木製の大きな箱に入って、川でデモをする。川でそれはぷかぷかと浮き、人の流れにより前進する。川のへりには短い言葉が書かれていて、それを順番に読み上げるだけで、抗議文となる。(戯曲のように、よく組み立てられた、箴言のような、鋭い言葉)
道を歩いている大人が、そこは川じゃなくドブだ、というような言葉を吐くが、わたしたちは気にせず、行進を続ける。

デモが終わって、それは学校の屋上に放置される。教室から階段を数段登ると小さな屋上がある。わたしは箱の中で眠るふりをする。日射しがちょうどよい。眩しくも暑くも寒くもない。その姿が絵になっていることをわたしは知っている。下からその姿を眺めてきた男の子がわたしを見にくる。わたしは今、目を覚ましたような顔をして彼と目を合わせる。決して本当には眠らない。そうしたら授業に遅刻してしまうから。でも彼女ならこんなとき本当に眠るだろうと思う。本当に眠ろうとして目をつむりなおす。