夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

演技の夢

アドリブで演技をする。男の子が川岸から落ちて灰色の薔薇のところで頭を打つ。戻ってくると、血。彼はわたしのことを好きになっている芝居をする。その瞼にはアイシャドウを塗っている。彼はわたしの指を口に含む。おでこの血をハンカチで拭おうか迷う。わたしが持っているのはこの場にふさわしくない派手なピンクのタオルハンカチだ。
Bがやってきて、彼を気遣う芝居をする。わたしは膝をくっつけずしゃがみ込んでいることに気づき、恥ずかしくなる。

ふたたび同じシーン。Aは盗まれたバイオリンを二人で追うアドリブをする。
家に帰って、朝の六時前、テレビをつけると、わたしたちが写っている。Aは監督から褒められる。なにより顔がいいと。長い髪が風に揺れている。演技の経験はあるのかと訊かれる。ちょっとだけ、と彼女は恥ずかしがりながら答える。

シーンが切り替わって、海辺。足を半分くらいまで水につけたAは、制服の上を脱いで胸を露わにしている。スカートをたくし上げて、こちらを見て笑っている。急いで巻き戻しをしようとするが、録画ではないので、砂嵐の画面になる。