夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

ヒーローショーの夢

小さいときに遊園地のヒーローショーが怖かった。

ステージに当時流行っているなんとかレンジャーが来て、売れないアイドルが歌って踊る。そのときのヒーローは警察モノだった。警視庁をもじった軽視庁という文字の入った赤いバイク。わたしは傍に控えているアイドルに知り合いが二、三人混じっていることに気づく。しつこく手を振ると気まずく微笑まれる。もしかしたら知り合いでないかもしれない。でも、そのような意地悪がしたかったのだ。わたしと弟は階段のようになっている座席の左前の方に座っている。日差しがキツい。真横に中学の理科の先生がやってくる。

舞台は変わって、自宅。もので溢れた小部屋(浴室か?)にわたしと弟がいる。弟はひどく怯えている。わたしは怒っている。わたしの大事な本*1をお皿にして弟が食べ物を食べたから。緑の紙の表紙にミートソースが滲んでいる。わたしは怒鳴っている。弟は言い返すがそんなのは効かない。母はいない。母は死んでしまった。母はこの山積みのものの下にあると思って見ていたが、なにもない。そうだ。


映画が始まる。弟とわたし(若い男になっている)は海を走っている。汚い海だ。そこらじゅうにゴミやガラクタが流れ着いている。わたしは外国のビールの小瓶に母の骨を入れて持っている。死体をこっそり焼いたのだ。瓶を振って、中身を波打ち際に流していく。ぱらぱら、ぱらぱら、これは白いプラスチックのストローか何かを切ってつくったものだ。撮れた映像のそれはあまりに細長く、骨には見えない。

*1:嶽本野ばらのツインズ