高校の夏休みが終わって、クラス替えがある。
Aくんと同じクラスになる。初めは真ん中の方の席にいるのだが、数人の席をシャッフルされる。わたしは一番端の、Aくんの斜め前の席になる。机をくっつけて、隣の人と自己紹介をする。相手の男がなにを話したか覚えていない。一つずれてAくんと隣になる。Aくんは携帯を二つ持っている。ガラケーのようなものと、WILLCOM。なぜこの学校を選んだのかという話をする。ポロシャツに赤いチェックのスカート。わたしはここに通いたかったわけではない。もうひとつ賢い学校に通いたかった。彼は歩いて25秒でここに来れるからだと言う。わたしは遊びに行ってもよいかと訊く。彼はおいでなさいと言う。話しているとまた席をずらさなくてはならなくなる。わたしはつまらなくなって学校を抜け出す。
百貨店の派手な下着売り場でガータベルトを試着する。生地の薄い肉色のストッキングのようなそれは、股の部分が痛んで破れている。
似合わないので店員に返そうとすると、お会計かと間違えられる。わたしが破いたと思われないだろうか。
ふと、学校の先生に見つからないから心配になる。
夏なのにずらりと釦が二列に並んだ紺の上着を着た女の子が、二人連れ立っている。その学校はわたしが通いたかった高校だ*1。他にも制服を着たこがちらほらといて安心する。
学校に帰る。わたしは上着を着ている。ポケットにたくさんの化粧品をつめている。美術の先生に「あなたは怒られることを知らない」と叱られる。わたしは、先生は相手が怒ることをわざとやってきたのでしょう。××画廊だか、△△画廊だが知りませんが。と反論をする。先生は激昂する。
Tくんが、友人たちとふざけた話をしている。わたしはさきほど起こった一連の話をする。彼はわたしを無視する。
*1:実際わたしはそこに通っていた