5時ごろ起きる
修学旅行に行くが、いつも遊んでいる同じグループの子たちに無視される。
自由行動の時間、追いかけても追いかけてもどこにもいない。商店街のようなところを歩いている(走っている?)。電気の青いおしゃれな喫茶店、こういう場所にいそうだが、入るのをやめる。
T美容院という、昔ながらの、しかしこじんまりとしてかわいい美容室に入る。シャンプーだけしてもらおう。ここはシャンプーだけで5000円するらしい。頭を洗ってもらう、ここからは自分が美容師になっている、あまりうまく洗えない、だって免許もないのだから。
美容院に誰かが入ってくる。Aちゃんだ。T美容院のTは彼女の名字だった。夏休みの宿題に作ったブリキを切って、接着して作った観覧車を持っている。色ガラスがはめ込まれていてきれいだ。わたしは階段を上り、Aちゃんを追いかける。階段の半ばで捕まる。なぜわたしのことを無視するのか訊く。さらちゃんは……だもの、と歯切れの悪い言葉。わたしはグループ全員の女の子を見つけた、彼女たちからわたしの悪い部分を聞き出す。*1
わたしはAV女優になっている。
今日は雑誌に載る撮影の日だ。わたしは髪の毛を奇抜にアップにして、白い水着を着ている。ぺたんと女の子座りをして、三人の真ん中でポーズをとっている。何枚も写真が撮られる。
続いて、大勢で写真を撮る。わたしは一番後ろの中央にいるように指示される。これを壁って言うんだよ、と説明される。顔と体の一部分しか見えない。胸を寄せたポーズにしようか考える。歯を見せた笑顔で何枚か撮る。
鏡を見る。自分の歯が何本も抜けているのに気づく。上の前歯と下の歯。前歯は特に目立つ。階段のところに歯が数本落ちていた。なぜ抜けたのだろう。歯周病だろうか。
わたしは歯があるように写真を加工できないか、お店の人に聞く。忙しくって到底無理だと言われる。だって前歯がないんですよと抗議する。しかし聞き入れられない。
撮影の合間、メイクを直す時間がある。各々が散らばって、自分の化粧品でメイクを直す。鏡の前にはすでに人がいて、隙間からでは難しい。髪の毛が乱れているのでピンで止めたい。トイレに行くと、鏡の上から照明が当たっていて、みんな化粧をしている。一つ場所が空いている。隣に髪を派手に染めた、白と黒のキャバクラのドレスを着ている。みんなここで直しているよ、みたいなことを言ってくれる。彼女はファンデーションを塗りすぎて、顔は白すぎて、目の辺りがひび割れている。アイラインは濃すぎる。わたしは写真を撮るのだから、シェーディングとハイライトを入れなくてはならないと思っている。
*1:なぜだろう、内容は一つも覚えていない