母親、わたしに呪い殺されるようにどこかの民族に伝わる呪いを、自分で自分にかける。これをすると、七年寿命が縮まるのだと笑う。わたしはそんなものあなた一人の思い込みだと言うと、私が死んだ理由は周囲のみんなに広がるのだと返される。
不気味に思って廊下を歩く。ここは大きな旅館だ。お手洗いに行きたい。一度行って親戚たちの席に戻るのだが、もう一度行きたくなる。これはマナーに反しているのではないか。わたしはいつしかわたしの婚約者となっている。トイレまでの道は途中プールになっていて、足が濡れる。これでは座敷に戻れない。
KとMを家に招く。Kは階段の途中で立小便をする。女なのに。
母親と揉みあいになる。錐で喉元を狙う。