Kが赤いブレザーを着て雨に濡れながらふらふらと歩いている。荷造りで傘をぜんぶ送ってしまいましたと言う。こちらに向かって倒れる。わたしは膝の上で抱き止めて、彼のブレザーを絞る。赤い水。横ではA(かつT)が桃色の豪奢な着物を着てぐったりとしている。艶かしい声。彼女にはペニスができていて激しく膨張している。わたしは着崩れていた彼女の着物をひっぱってそれを隠そうとするが、背中は剥き出しのままだ。わたしは諦めてKのブレザーを絞る。KはAの背中を撫でていると、Aの目が覚める。二人で違います、と事情の説明をする。彼女の目の周りを真っ黒にする化粧を褒める。もうみんな片付けを終えている。これが最後の声かけだ本当に撤収するぞ、と怒号。わたしはもう女給はいやだ!血糊を使う役がやりたい!と叫びながら、合流したSとみんなで肩を組んで帰っていく。いつのまにかKは乾いた白いカッターシャツを着ている。これではブレザーの行く先がない。悲しくなる。