夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

みかんとスイカの夢

4月10日 7時13分に起きる


恋人の実家が引っ越したらしい。

妹さんと歩いていると家が見える。壁が薄緑のかわいらしい大きな家だ。
そこは、前の家より田舎で、道の両隣は畑になっている。天気がよく草の色がまぶしい。
妹さんは用事があるからとどこかへ行ってしまう。
ふと、ここに来るまでに手土産を買ってこなかったことに気づく。
きょろきょろと店を探していると、果物の直売所がある。売っているおばあちゃんたちが談笑していて、みかんがキロ単位で投げ売られている。ゴキブリ入りとそうでないものがあり、わたしは自分用にそうでないものを買う。一粒食べるとガリリとする。不快だがそのまま飲み込む。二粒めを食べるとまたガリリとする。ペッと剥ぎ出すと黒い塊の入ったみかんがゴソゴソと走っていく。それからも一口噛むことにゴキブリの入ったみかんを吐き続ける。ゴキブリ入りとは袋の中でなく、みかんの中なのか、しかもそうでないものを選んで買ったのに、入っているじゃないかと憤慨する。
道をそのまま真っ直ぐ行くと、公園のようなところにたどり着く。男がライブかなにか出し物をしているようだ。人々が半円を作って見ている。
あやうく男の近くまで歩きそうになり、円の方まで下がる。しばらく見るがなんだか楽しくないので引き返す。
道を戻るとスイカの直売所がある。さっき通り過ぎたところだ。
甘いよ、試食してごらんなさいと言われる。
どれだろうと思うと、中心が割れたスイカの中にサイコロ状に切られたスイカがたくさん入っている。ひとかけら食べると甘い。
シャクシャクしているでしょう、この歯ごたえが好きで毎年買っていく人がいるんですよとその人は言う。このスイカの特徴は元から割れていることらしい。歯応えを楽しむには縦に切ること、と言われるが、よくわからない。スイカは小振りだがひと玉300円だ。わたしは一つ買おうとする。