夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

第二次世界大戦の夢

4/13  13時半ごろ起きる


戦時中にいる、まだ始まってから浅いようだ。わたしは未来から来たので、これは負けると知っている。
わたしたちのような年齢のものは、いろんな親戚を回って、ものをもらっている。(わたしは17くらいになっている)
親戚のおじさんのところへ行くと、一人、お兄さんが先客としていらっしゃった。軍服のようなものを着ている。
これとこれ、どちらが欲しいか?おじさんはお兄さんに訊ねる。
一つは勲章のようなもの、もう一つは腕時計だ。ベルトが太くてしっかりしている。
お兄さんは、このご時世、大切なのは正確なものです、とのようなことを言い、権威を拒否して、腕時計をもらった。
わたしはそれをしっかりと聞いている。
お兄さんが去って、わたしの番になった。
おじさんはなにか細かいものを作る仕事をしているのだろう、その作業用の机の前に座っている。天板には細かい文字や絵の書かれた紙が貼ってある。
おじさんはわたしにも、どちらが欲しいか?と訊ねる。
一つは腕時計、もう一つは手鏡だ。
手鏡にはわたしの写真が埋め込まれている。
お兄さんのように腕時計をもらおうと思ったが、自分の顔が入ったものを受け取らずにいると、その後どうなるのだろうと、気味が悪くなる。
(写真は白黒で、わたしの顔が大きく写っている、そこまで美しく撮れていない)
わたしはあれこれ迷い、腕時計を取ろうと思いましたが、と言いながら、手鏡を受け取る。おじさんはうれしそうにしている。わたしが女だから、女らしいものを受け取ったからだろう。
鏡はぱかっと開くようになっている。
鏡面が液晶に変わっている。ゲーム機のように使え、この周辺の地図がわかる。ここは福島の田舎らしい。こちらを取ってもよかったなと思う。

 


[ばらばらの記憶]
・スーパーでものを買うにも券がいる。
わたしは二枚、券を持っているが、一つは既に使ったものだ。どちらが使えるかわからない。
(券はレジのバーコードで管理されている)
迷って一枚出すと、使った側のものだった。また長い列に並び直さなくてはならない。


・可哀想な女の子に会う。彼女のお母さんが捕まったのだ。しかし、今日の新聞で冤罪だったことが証明されたと書かれていた。そのことを伝えると、彼女はまだ悲しそうだ。近所の人がひそひそと話すもんね、とわたしは同情したように言う。彼女はまだ悲しそうだ。どうやら実際にあまり素行のよくない母親であるらしい。


・わたしの人形の髪の毛に使う毛糸を探している。戦時中なのにここにはものがたくさんある。わたしたちは空飛ぶ機械(これは未来の乗り物、数人乗りの銀色の新幹線のようだ)に乗って、店を眺めている。学生用のベストやマフラーを作っているメーカーの店に立ち寄る。恋人に編んだのとそっくりなマフラーが展示してあったからだ。いつの間にかそれはわたしが編んだマフラーになり、手元にある。でも、フリンジがあまりにも短すぎる、失敗作だ。ここだけ解けないかと考える。


・×ちゃんの卒業制作の展示を見る、なにかの舞台美術を作っていたようだ。タイトルはそのままで、それまでは綺麗に吊るしてあったものが、全てちょんぎられて、銀色の星も、豪奢な幕も落ちている。戦争が始まったからだと思う。これは彼女が意図的にやったものだと理解する。