夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

友達の夢

12時過ぎに起きる


わたしは大学生だ。Aちゃんと仲が良い。仲が良いどころかストーカーのようにAちゃんの後ろを追いかけてどこへでもついていく。Aちゃんはわたしではない新しい友達と一緒に歩いている。なぜわたしでないのか訊くと、Bちゃんに訊けば?と言われる。Bちゃんのことはほとんど知らなくて恐ろしい。

 

僕は高校生で、技術家庭科の提出物に凄いものを作ろうとする。それはほとんど部屋のようなもので、折りたたみ式で、二階建てで、ゴミ置き場や洗濯機を置く場所などがある。授業中に仲間が半導体を作る。女の子が一人やってきて、僕はこの製作物の説明をする。男の匂いがして臭いと言われる。そりゃあここで泊まり込みで作っているんだからと言いながら、脱ぎ散らかされた服を適当にまとめる。昼間そこにひとりでいると骨組みに老人とネコがいる。降りていくとネコと目がある。緑色の目。なぜか親近感が湧く。

孤高な先輩の夢

12時に起きる

 

バレエの授業がある。灰色の薄手のタートルネックと灰色のジャージのズボンを履いていたので、着替えるか迷うが、時間がないのでそのまま出る。
授業に移動中の先輩のAさんが目に入る。Aさんはまるで魚のように泳ぐのだろうな、と思う。
彼女は眉目秀麗で勉強もスポーツもとびきりできるのだが、その性格のキツさで悪い評判が立っている。なにもかもよくできるのに学校を二留しているのも、みんなにとっては気持ちが悪いらしい。


授業はバレエではなくスイカ割りをする。目隠しをして、折り畳み傘の柄を伸ばしたもので、大きなパンの中身をくりぬいたものを叩く。わたしたちには小さな棒が一本ずつ配られている、これが終わったらパンを小さくちぎって、火で炙って食べるのだろう。

目隠しをしてから回転するのか迷っていたが、どうやらしなくていいらしい。あっという間にわたしの番がくる。ここからまっすぐ三歩。先輩が見てくれているかもしれない。剣道のように美しく構えて、傘を振り下ろす。地面を叩く音。左に数センチずれていた。惜しかったね、というような先生の顔。わたしはいつも水曜日にバレエの授業を受けるのだが、今日は普段受けている女の先生でなく、臨時で体格のよく日に焼けた男の先生が担当している。授業が終わると彼は小さな黒板に、これからは週に四日、ヒップホップと韓国のダンスを教えると説明する。彼が踊っている様子を想像する。


学校の帰り、四条大橋でクラスメイトたちと出会う。先輩の悪口を言っている。「あの人は自分で洗濯をすることもないのだろう」と彼女を貶している。先輩は高橋たか子の誘惑者の主人公に似ている。そして彼女はそのようなことをしないという描写がある。*1わたしは先輩にそれが本当か訊きたいと思う。
どこからか先輩が現れる。わたしは緊張しながら、「先輩は洗濯をしますか?」と訊ねる。
彼女は何も言わず、怪訝そうな顔をして去っていく。


家に帰ってしばらくすると、先輩からLINEがきている。一度も連絡を取ったことがないので、友達追加するか通報をするかという画面が出る。友達追加をする。先輩はどうやってわたしのLINEのアドレスを知ったのだろう。
「私は下着はワコールを使っているよ。さらちゃんにこんな話をするのはごめんね」というような二行の文面。かわいらしい絵文字が使われている。先輩のイメージとはまったく違う。
でもわたしが先輩に訊きたかったのは、先輩が普段、洗濯のような生活じみたことをするか否かなのだ。これは、下着はワコールが出している洗剤で洗っているということなのだろうか、と考える。わたしはお礼と、なぜ突然このような質問をしたのかという説明を書こうとするが、うまくいかない。

 

*1:実際にはそのような描写はない

運動会・人身事故の夢

12時半頃起きる


高校の運動会に行く。家に忘れものをしてしまい、一度引き換えす。近鉄京都駅まで来て、折り畳み傘と大きなタオルと携帯用のシャンプーとリンスを持ってくるべきだったと気づく。最近は雨が多く、いつ降るかわからない。傘をささなくても小降りならタオルを被ればいい。学校にはシャワーがあるから、競技が終わったら髪の毛も洗いたい。
駅の中に店がある。古くからある土産屋だ。いやに薄暗い。そこはういろう?が名物だがもう売り切れている。Aちゃんがごま餅のようなものを買っていく。試食がある。楊枝に細く水飴と餅を混ぜたようなものが貼りつきそこに胡麻がまぶしてある。予想通りの味。×百十円だと言われる。七百十円を出すと九百十円だと言われる。七百十円だと思ったかというようなことを店主のおじいちゃんに言われるので、言い訳のようなことを言う。時間を食ってしまった。そもそも土産屋に寄る時間などなかったのだ。学校に遅刻するかもしれない。駅は同じ学校の生徒でごった返している。駅の改札を通ろうとすると、前にいたDちゃん*1ICカードをタッチしない。後ろには人がつかえている。「なぜ進まないの?」と訊くと「匂いがしないの?」と彼女は言う。よくわからず、わたしは、彼女の後ろから手を伸ばしてICカードをタッチする。改札が開く。
ホームがごった返している。ざわざわした空気。足元のコンクリートのところどころに血染みがある。まだ赤い。
駅員の一人が、同じ制服を着た駅員を線路から引っ張り上げている。両脚がもげて、そこから血が出ている。飛び込んだのだ。
Dちゃんが泣き出す。それはどこか芝居がかっている。わたしもしゃがみ込んで泣く。これも演技に見えるだろうか。

*1:小学校のときのクラスメイト

七回忌の夢

19日、18時ごろ起きる

 

誰かの何回忌かに向かっている。

広い会場、一番乗りのTが大股をかいて崩れ落ちるような体制で携帯で電話をしている。さらちゃんも来たわ、ものすごいかっちりした喪服で、というようなことを電話越しの相手に話している。もう七回忌だからこれでは暗すぎるのだ、かろうじて履いていた黒でなく肌色のストッキングに目をやる。向こうからやっていた女の子は濃い灰色と薄い灰色のツーピースを着ている。
トイレに行くと彼女はわたしより先にいてドアを開けてくれる。わたしは入りドアを閉めようとすると恋人の母親が振り袖を着て隣にいる、黒に赤に緑とものすごい色をしている。白地に緑や赤の唐草の帯。帯と揃いの鞄。


トイレに入ると中は明るい、明るすぎる、壁の中に電気が埋め込まれているようだ。白い発光する壁にはさまざまな有名企業の教訓のようなものが筆で書かれた字で貼り付けられている。(一位から何位まで、とランキング順になっている)。教訓で囲まれた部屋はトイレではなく離れであり、恋人の勉強のための部屋だった。「アラビア風の○○○○式の○○」と恋人の妹が部屋の様式を口にして去っていく。わたしは同じ言葉を繰り返す。恋人はまだ小学生くらいで眼鏡をかけて床にきちんと座っている。わたしは家庭教師かなにかとしてここに呼ばれたようだ。恋人は諦念していた。両親は彼をパイロットにしたいのだと言う。恋人が「宿題」と言うと、お手伝いが出てきて宿題を持ってくる。彼はそれを笑う。黒豆と梅干しともう一つなにか丸いものがわたしの机の目の前を歩いてくる。偵察しにきたんだ、と恋人は言う。わたしはそれらと目を合わせようとするが目などない。


これはアニメでわたしは登場人物の一人なのだ、黒いゴキブリが現れてわたしの白いブラウスの袖から中に入る。手首から10センチくらいでしばらくじっとしていたそれは、わたしの中指の先まで昇る。わたしは手を宙に浮かしている。飛ぶのだ、と思うと、場面は一転、飛び降り自殺する茶色いボブの女の子*1、わたしは落下する彼女を抱え込もうとするが、失敗する。

 

*1:輪るピングドラムの苹果ちゃんだ

浸水・図書館の夢

4時半に起きる
二階の部屋で母が眠っている。大雨ですぐそこまで床上浸水している。起こしても起きない。学校に行きたくない。でも高校はあと数日で終わってしまう。友人との思い出を作らないといけない。わたしは行きたくない大学に進学することが決まっている。学校に通わなければならないと思う。茹でた蟹があるが食べる気がしない。床においてあった5000円札をガラクタの中から見つけようとするけど見あたらない。

 

 

12時半ごろ起きる
制服を着て校内をうろうろしていると、標本室がある。そこはとても美しい、まず標本の色が色褪せていない。実物よりも美しいそれは発光いるようでCGに近い。
一度出たがもう一度そこに入ろうとすると、教師にどうしたのかと声をかけられる。お腹が痛いんですと嘘をつく。そうすると図書館へ連れて行かれる。
図書館は広く、天井まで届くような本棚が並んでいる。そこでは生徒たちが髪をセットされている。女の子が多いが、男の子もいる。
小学校低学年の子が編み込みカチューシャをしてもらって、網目をゆるく解されている。わたしもあれをしてもらいたいと思う。死についての薄い冊子を棚から引き抜いてぱらぱらとめくる。黒い表紙。どうやらアンソロジーのようだ。
図書館の横にはプールがある。仕切りはない。何分いくらで使えるか札が立っている。水泳部の弟が友人と談笑している。前髪を流すようにセットされている。声をかける。弟は眉目秀麗で優しく賢い男の友人と共にいる。おかしなシャツを着ている。虎の模様か?と思う。
わたしの友人がそれはナポレオン*1をプリントしたものだと言う。本物*2と同じように馬の首には刃物で切られた傷がある。馬の首は心臓と同じくらい大事なのだと彼女は言う。
わたしは弟たちと馬鹿な話をして笑う。弟と友人の去り際に、弟は社会が得意科目なんです、恥ずかしくありませんか?と訊く。彼は穏やかな顔でいいえと答える。


図書館にはa氏がいる。彼は哲学が堪能だ。
哲学の事象について話されながら、わたしは彼に高い高いをされる。それがあまりにも高低差が高い。手を真っ直ぐあげるくらい上ったかと思うと、地面まで下げられる。彼の言っていることは理解ができるが、それよりも途中からこわくなってくる。わたしは目を瞑りぐったりしたふりをする。

 

*1:サン=ベルナール峠を越えるボナパルト

*2:実物にはない

貞操の夢

6月22日、9時ごろ起きる

 


弟から、母親が火曜と金曜は男の家に泊まるのだと聞き、憤る。弟は容貌が麗しいため女を取っ替え引っ替えしていて、わたしは高校生で売春をしていた、でも、そのときはもうどちらもやめてしまった。ふたりとも心を入れ替えたのだ。
茶店のようなところで叔母に相談すると、子供がちゃんとするようになったのに母親がそのような態度ではいけないと言う。恋愛は自由だと説かれると思っていたので、拍子抜けするが、わたしは自信を持つ。
家にいたくない。A君の家に泊めてもらおうか、彼とは性的な関係をもつ友人だったけれどもうそれには懲りてしまったし、B君はさいきん彼女ができてしまったから難しいだろうな、と逡巡する。
わたしは××学校前の駅まで行こうとする、なぜなのかは分からない。普段使わない駅だ。電車で一時間、車で四十分だと駅員は答える。わたしは駅前でタクシーを拾う。行き先を告げるとタクシーは走り出す。夜道を順当なスピードで走っているのだが、歯痒く感じる。あとどれくらいかかるのですかと訊くと、だいぶかかると答えられる。わたしは引き返してくださいと言う。運転手は戸惑う。メーターには千円と幾らかの数字。

肺病と演技の夢

15時ごろ起きる

 

 

 

わたしは実家に帰るが、母は立派な人間の話を聞くことに必死でわたしの荷物を受け取らない。「価値のないものだと思っているんだ」というようなことを、爺やにこぼす。ジェーンマープルの柄ワンピースとかっちりした素材の布バッグ、母は客人の前でワンピースのみ受け取った。わたしは二階の自室で血を吐く。血を吐く演技だ、下から人々が登ってくる音がする、この時代に結核にはなるまいと思いながら、包帯で体が宙に浮かされるのを待つ。わたしはなんの役ができるだろう、あれもこれもできる、でもあの美しいお母様をやるには、年嵩と美しさが足りない、瓜実顔の真っ白い顔に黒髪が乱れた母、薄闇の中で発光するあの母こそが真の肺病なのである。


わたしは精神病院へ行く。病院は、歴史ある建造物で半分が喫茶店のようになっている。母にはしゃいでこのビルのことを説明しようとするが、うまくいかない。外を歩いている子供がクリームソーダを持っている。受付に入るとすぐに名前が呼ばれる、手に持っているゴミを捨ててから入ろうとするが、それにしばらく時間がかかる。
医者に、肺病の話をする。しかし本当の病気でないのだからなんの薬も出せないと言われる。わたしは精神の病気が肉体に向かってしまったんです、湿布も塗り薬もいりません、と言う。そうすると医者は「水薬はどうか?」と訊ねる。睡眠薬の補助になるらしい。計量スプーンに満ちた黄色がかった透明の薬を頭の中で想像する。その薬の名前を聞いて、これは子供に飲ませるものだと確信する。