夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

違う小学校に行く夢

わたしの通っている小学校が丸一日、工事するという。

なので、その日だけ違う小学校に行かないといけない。

担任の先生は「そこには本棚を一つ持っていくように」と言った。

正気か、と思った。あんな重いものを。

わたしは母親に頼んで茶色い合板の本棚を買ってもらう。店から車に乗って家へ帰る道のり、トンネルの中のオレンジの光、すでにげんなりしている。やはり大きすぎる。組み立てる気にすらならない。

明日が来た。親には打ち明けていないのだが、なぜかその小学校にはたどり着けている。本棚はもちろん、教科書も持ってきていない。

そこは品川小学校という。東京の駅みたいな名前なのに、僻地にあるらしい。

部屋には緑色のカーテンが引かれているが、なお薄明るい。体育館のような木製の床。わたしたちは数名、リトミックのようなことをしている。真面目に学校に来た生徒たちは、他のことをしているようだ。先生は、若くて髪が肩より短くて、天然パーマで、丸みがかった金属のフレームの眼鏡をしている。優しい細い目をしている。

わたしはふと、教室から外れる。

ハンガーラックには寒さしのぎのためであろう、学校が貸し出すためのカーディガンが何枚も吊るされている(どれもベージュのような淡い色だ、モヘアのような起毛素材もある)

それ以外にほとんど物がない。広さを持て余している。

わたしは、先生に「『ここに来るときには本棚を持っていきなさい』と言われたけど、本当だったんですか?」と問う。

「そう思う人もいるかもしれないね」というような、肯定的なことを言って、先生は笑う。

 

(先生は小学一年生のときの担任の先生に似ている。リトミックのメンバーの中には小学校のときの同級生のMさんがいる)