夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

恋人の夢

12時に起きる

 

恋人は何年もいないふりをしてふたたび現れた。妹さんと三人で正月の二日から商業施設のようなところをぶらつく。いないふりをする前に二人で行ったジェラート屋を通り過ぎる。ピスタチオの味と、他にもいろいろ。おしゃれ風だけど資本主義の元にあるカフェに恋人が歩いてゆく、そこでちょうど知り合いが働いていたらしい。恋人はいないふりをしたときもSNSを使っていた。更新はしないけど足跡がそこらじゅうにあったことを思い出して、胃が痛くなる。


恋人の声を録音しておけばよかった、でも大丈夫です、ひさびさに会ってちゃんと録音しましたからというような会話、妹さんが(おにいちゃんに似た顔の)声優Sの声のCDを買えばいいよと言う、わたしは、眠っている間にかけますと答える。
恋人と会話をしたいがうまくいかない、脚本のようなものを読むのが下手らしい。生きているけれどぼんやりしている。昔すぎることや難しいことは話せないようだ。妹さんと調整をする。


恋人と二人でカフェにいる、そこでライブが行われていて、それを見る。男が一人、ボロ切れでできた大きな女の子の人形を抱いている。目は潰されている。あの人形の名前は「アリス」なのだ。男とアリスが歌う。意外とどちらも歌が上手い。
わたしは同じ型のブーツを三足持ち歩いている、黒とくすんだピンクと緑色。緑のブーツに履き替える。おかしくないか心配する。
古本屋にいる、棚の秩序がわからない。わたしはタバコのサンプルを配るアルバイトのときの大きな鞄を持っている。辞めるときに中身ごとそのまま持って帰ってしまった。
清潔なラブホテル、膨らんだ男根、あと少しいると時間が宿泊に切り替わる、二人でいても話がうまくできない。


わたしたちは旅館に泊まっている。お父さんもお母さんもいる。
朝、食堂のような広間にいる。景色がとても高く、空が青い。
あずま風オムライスというものを朝食に出してもらうようにする。五穀米でそこに柚子が混ざっていて、卵には黒酢餡がかかっている。妹さんが、柚子だけ抜いて同じにできませんか、と頼む。あいにく柚子を抜くとご飯は白で普通の酢を使った餡に変わります、と中居が答える。ではそちらにしてください、と妹さんが言う。おにいちゃんと二人で食べるためらしい。