夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

塾の先生のアルバイトを始める。


初日は幼い一人の生徒につきっきりで、自分でも分かることを教えるだけで済んだ。二日目は高校生二人組に当たってしまう。forestともう一つ似たような単語(実在しないのではないか)はどうやって使い分けるのかとの質問。彼らが持っていた辞書を見て、文型で判断するように?と苦しい説明をする。
この塾は一組(もしくは一人)の生徒を20分相手をして、それで生徒の判断で授業を延長か切り上げるかが決められる。これはキャバクラじゃないかと思う。
その日は他にも数人の席を回転し、一番最後は小学生の相手をすることになった。舞台は塾からゲームセンターに変わっている。小学生はエアホッケーのようなゲームをしたがっており、その相手をしてくれと私に頼む。
これは本気でやった方がいいのか、それとも一応は客である子供を喜ばせるためにわざと負けた方がいいのか、考えつつもゲームをする。(ゲーム中に一度だけ使えるおじゃまシステムみたいなのが何種類もある)

いつの間にか、生徒は消え、ゲームセンターはもっとおしゃれな場所になっている。広い部屋に人形が円状に並べられていて、音楽に合わせて動く様子を人々が順番に見ている。
その場所を少し移動すると、女の子向けレトロゲームの展示がされている。実際に触ることも出来るようだ。隣には大学時代のゼミの先生がおり、私は脱出ゲームのようなゲームを試す。遊べる中で一番易しいステージは「恐怖!はいったらでられない精神病院」というようなもので、私は気分が悪くなり、先生に、このゲームは嫌です、と言い、その場を離れる。

部屋に賛美歌のメロディーが流れる。部屋が広すぎるため反響が強く、よく分からないが、私の知っているものにも聞こえる。小さく歌うと、いつの間にか先生が隣にいる。先生の専門はキリスト教で神父の免許を持っているのだ。
先生は私を見て「あなたの人生を考えるとその曲が好きなことがよくわかります」というようなことを言う。私は決まり悪いような嬉しいような気分になる。