夢日記

夢がないのにユメちゃん、未来がないのにミラちゃん

1月29日 パトロン・名曲喫茶・二人の男の子の夢

おじさんとともに名曲喫茶にいる。

おじさんは血縁者ではなく、わたしのことをかわいがり、金を出してくれるタイプのおじさんだ。
後ろにいる男の子と目が合い、笑いかける。わたしのことをよく思っている顔だ。紙に書いて連絡先を渡そうかと思うが、やめる。
店の前面には大きなスクリーンがあり、映画が映像のみ流れている。
わたしは学校でしか見たことのない、スクリーンの画質の細かさを褒める。
(的外れな褒め方をしたかもしれないと、おじさんの顔を気にする)
おじさんは天井についている飾りを、これは銀座のライオンがなくなったときにもらってつけたものだと教えてくれる。
(飾りがなにか暗くてよく見えない、もしくは忘れてしまった)
この店はだいぶやかましくしても大丈夫な名曲喫茶らしい。

再びおじさんと店に行くと、同じ席にまた男の子がいる。わたしも彼も前と同じような表情をする。
高校の同級生の男の子、Kもいる。
店にはさらに、わたしの母親もいて、前にあるソファー?(これも暗くてよく見えない)の前で二人で写真を撮りなさいと執拗に勧める。わたしは嫌がるが、彼女の強い押しでソファー?の方に向かう。
彼女の指定したポーズがあまりにも子供っぽく恥ずかしいので、わたしはかなり強く大きな声で「ここにはわたしの知り合いが何人もいるのだ」と怒り、その場を離れる。
(言い方が悪かったかもしれないと後悔するが、自由な振る舞いをする知人のRならこうするだろうと、気持ちを切り替える)

1月16日 まゆちゃん・誕生日プレゼントの夢

小学校のときのクラスメイトのまゆちゃんと再開する。

わたしたちはシェアハウスのような広めの雑然とした一軒家にいる。
わたしは昨日、誕生日だったので、叔父から丸くデザインされたフラワーアレンジメントを貰い、それを持っている。
まゆちゃんの誕生日はわたしの誕生日の翌日らしく、彼女もそっくりなフラワーアレンジメントを持っている。
わたしのものよりまゆちゃんのものの方が赤いひらひらがついていてすこし豪華だ。
贈られた相手も、花屋も違うのに、こんなにそっくりなものをもらうことがあるんだね、こういう規格のセットがあるんだね、と話す。

外出を急かされ、顔を洗う。共用の洗面所にタオルがなくて、その家の主の(お父さん?)専用の洗面所の横にかけてあるタオルを使おうとするが、異臭がして不快だ。

9月14日 ネコ・ストッキング・ホテル・書道の夢

授業中、私の猫が教室に入ってくる。
気づいたときにちょうど授業が終わり、猫を抱いて廊下を歩いていると、先生に「あなたの泊まっている部屋に猫を置いてはいけない」と言われる。
一瞬なにを言われたのか分からないが、部屋に連れて帰らないと猫が教室中を歩き回って大変だと思い、私はホテルの部屋に行き、猫を降ろす。

猫は部屋の中をうろうろ歩き回っている。私の匂いがないと心配するだろうと、ストッキングを脱いで猫のそばに置く。猫はおとなしくなる。

次の授業はマナーの授業だ。先生は前の授業を前提にして、細筆で数行の文章を書くように指示する。私はこの授業を何度も休んでいて、前の授業のことも知らない。困っていると、また猫が教室に現れる。私は教室を抜けて、再び自分の部屋に猫を置きに行く。

しばらくすると、私のホテルの部屋にマナーの先生がやってくる。彼女はひとりで私に背を向けて授業のときより太い筆で書道を始める。
気まずくて目をそらしていると、彼女は振り向き、あなたのために書いているのです、と私を叱る。

9月28日 刺青の夢

高校のクラスメイトの胸元(キャミソールで隠れるギリギリの部分)に、小さな薔薇の刺青があることを知る。花弁の紫色が濃すぎて、輪郭線の黒と混じっている。
数年後、高校を卒業して彼女に再開する。刺青を見ると、色が褪せてちょうどよくなっている。

8月28日 図書館の夢

私は40絡みの男の作家で、図書館に設けられた個室の中で、椅子に座っている。
この部屋は図書館を司る商売のうまい初老の男のプライベートルームで、部屋には大きな本棚があり、入りきらない本は床に雑然と積み上げられている。
彼は私の話を慇懃無礼に聞く。
私の脚には、髪の長い少女がしなだれかかり、膝には彼女の腕と顔が乗せられている。
私と初老の男の間には中身が4割ほど入った金属製の本棚があり、そこには続き物の貴重な本が並んでいる。(初めの数巻が抜けているようだ)
私はその本を○巻から△巻まで譲ってくれ、と頼む。(この「譲ってくれ」には「大金を出すから」という前提が多いに含まれている)
初老の男は急に態度を変え、本だけでなく、膝にいるこの少女まで譲ってやると言う。初老の男は本を包む準備をすると、席をはずす。

(いつしか夢の視点は男から、少女へと変わっている。)
男は私の頭を撫でて、私の左手をもてあそぶ。手を少し高く持ち上げられると、厚いカーテンの隙間から日の光が入り、中指に一本、毛が生えていることに気づかれてしまう。男はそれを指摘し、私は恥ずかしがる。男はそれを可愛がる。

初老の男が部屋に戻ってくる。私は図書館に来て以来、一度も外に出たことがない。個室を出て少し歩くと、図書館の中に食堂がある。食堂のおばさんたちは私が人に連れられてここを歩くということが、どういうことを意味しているか分かっていて、大声で祝福してくれる。本を探しに来た人たちがその声でこちらを振り向き、恥ずかしい。足早に出口へ向かう。
男が重い扉を開けると、目がくらむほどのきつい日が射している。私は目をしかめる。


8月14日 解雇・ネットカフェ・図書館の夢

私たちは不条理な会社で働いており、とある不快な業務をするという契約を交わさないと首を切られてしまう。


会社に来たメンバーの一人が、あの契約書を○時までに出さなかった人たちはみんな契約終了らしい、と慌てている。○時はすでに過ぎている。

やはり今からでも契約書を書こうか、と言い合う人たちの中で、私はどうしても書く気にならず、自室へと戻る。(どうやら我々は会社の寮のようなところに住んでいるようだ)

夜はもうかなり深まっている。
窓の外を見ると二頭身のかわいい生き物たち(タヌキとピンク色の何かともう一匹なにかがいた)が、風呂敷に包んだ荷物を持って橋を渡っている。私はこれが仕事を辞めたい社員たちだと気付く。しばらくすると、会社の偉い人たちがそれを走って追いかけていった。
偉い人たちが行ってしまった後、真逆の方向に数人の社員が自転車で逃げていった。どうやら明日からその不快な業務が始まるらしく、寮に住んでいる社員たちが夜逃げをしているのだ。私は誰からも誘いを受けていないなと思う。

寮の部屋はいつしかネットカフェの個室ブースになっている。
私と、A、B、Cがそのブースにいる。安っぽい白い明かりがついていて、天井がとても低い。二段ベッドの上のようだ。私とAは同じ会社で働いているのかもしれない、BとCはよくわからないが、話の楽しい良い人たちだ。
BとCのいる中でAが私の上に乗ってきて、体をぴったりと重ね合せる。
BとCはたびたび起こるこのようなAの行動に少し困って、もう帰ることを告げる。BとCが会計について質問すると、Aは一晩ここにいる旨を二人に伝える。*1
BとCが帰ると、Aは私にキスをする。舌が長くてとても上手だ。私もそれに応じ続ける。彼は私に執拗にキスのみを繰り返す。体を触りもしない。

私とAはいつの間にか図書*2にいる。
私がぶらぶらと本棚を見ていると、10分以内におすすめの本を探さないといけないことをクラスメイトに教えてもらう。
好きな本ふたつのタイトルを備え付けのパソコンで検索するが、どちらも置いていないようだ。
そういえば、現代詩文庫の伊藤比呂美詩集は、たしか本棚のどこかにあった、と思っていると目が覚める。

*1:三人の会話の中で、Aが「一万円」という単語を言っていたことが印象に残っている

*2:私の小学校のものと地元のコミュニティセンターのものを足して割ったようなものだ

塾の先生のアルバイトを始める。


初日は幼い一人の生徒につきっきりで、自分でも分かることを教えるだけで済んだ。二日目は高校生二人組に当たってしまう。forestともう一つ似たような単語(実在しないのではないか)はどうやって使い分けるのかとの質問。彼らが持っていた辞書を見て、文型で判断するように?と苦しい説明をする。
この塾は一組(もしくは一人)の生徒を20分相手をして、それで生徒の判断で授業を延長か切り上げるかが決められる。これはキャバクラじゃないかと思う。
その日は他にも数人の席を回転し、一番最後は小学生の相手をすることになった。舞台は塾からゲームセンターに変わっている。小学生はエアホッケーのようなゲームをしたがっており、その相手をしてくれと私に頼む。
これは本気でやった方がいいのか、それとも一応は客である子供を喜ばせるためにわざと負けた方がいいのか、考えつつもゲームをする。(ゲーム中に一度だけ使えるおじゃまシステムみたいなのが何種類もある)

いつの間にか、生徒は消え、ゲームセンターはもっとおしゃれな場所になっている。広い部屋に人形が円状に並べられていて、音楽に合わせて動く様子を人々が順番に見ている。
その場所を少し移動すると、女の子向けレトロゲームの展示がされている。実際に触ることも出来るようだ。隣には大学時代のゼミの先生がおり、私は脱出ゲームのようなゲームを試す。遊べる中で一番易しいステージは「恐怖!はいったらでられない精神病院」というようなもので、私は気分が悪くなり、先生に、このゲームは嫌です、と言い、その場を離れる。

部屋に賛美歌のメロディーが流れる。部屋が広すぎるため反響が強く、よく分からないが、私の知っているものにも聞こえる。小さく歌うと、いつの間にか先生が隣にいる。先生の専門はキリスト教で神父の免許を持っているのだ。
先生は私を見て「あなたの人生を考えるとその曲が好きなことがよくわかります」というようなことを言う。私は決まり悪いような嬉しいような気分になる。